エクセレンス　フランス【アルザス】

アルザスはエクセレンスの試験ではよく出題される地方の一つかと思います。

多数あるＧＣは覚える必要なく、規定の例外が認められる３銘柄、糖度規定、用語をおさえておけばよいでしょう！

出題されそうな箇所は少ないので得点源の一つにしたいところです。

学習のポイント

• グランクリュ４品種、その他規定を覚える
• 残糖規定値を覚える
• 地名、河川名、山脈名を覚える

アルザスの概要

地理的条件

地図

気候

ヴォージュ山脈の東側にブドウ畑があり、その影響で降雨量はフランスで最も少なく、500mm～600mmとなっています。

また、日照量が多く乾燥した半大陸性気候で比較的ぶどうはしっかりと熟します。

土壌

「モザイク」と表現されるほど多様である。花崗岩、片麻岩、シスト、火山性堆積岩、砂岩、石灰質、石灰で固められた石英の粒子、粘土のような泥灰質、崩積土

主要ブドウ品種

 

地元料理

 

主要ＡＯＣ

Alsace Grand Cru〖アルザス・グランクリュ〗

【特徴】

在51のリュー・ディが認められている。4品種リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノグリ、ミュスカが認められているが、例外となるグランクリュが3つある。品種と醸造条件を覚えてください！

【Altenberg de Begheim】

ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、リースリングのいずれかを単一で醸造。もしくは規定の割合で混醸。

【Zotzenberg】

リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、シルヴァネールのいずれかを単一で醸造。

【Kaefferkopf】

ゲヴェルツトラミネール、ピノ・グリ、リースリングのいずれかを単一で醸造。規定内で混醸、アッサンブラージュが可能

【主要ブドウ品種】

＜白ブドウ＞　：　リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノグリ、ミュスカ

【タイプ】

白

Alsace

【特徴】

アルザス全域を包括するAOC。

一定の規格を満たすと、区画を表記できる。

複数の城品種をアッサンブラージュした場合は、「Edelzwicker」と表記できる。

「Gentil」を名乗るには、高貴品質のリースリング、ミュスカ、ピノ・グリ、ゲヴェルツトラミネールを５０%以上使用しなければならない。

【主要ブドウ品種】

＜白ブドウ＞　：　リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノグリ、ミュスカ

＜黒ブドウ＞　：　ピノ・ノワール

【タイプ】

赤、白、ロゼ

Cremant d’Alsace

【特徴】

発泡性ワインのAOC。収穫は手摘み。瓶内二次発酵のみ。瓶内熟成期間は最低9か月。ガス圧は20℃で4気圧。

フランス国内のクレマン第1位である。

【主要ブドウ品種】

＜白ブドウ＞　：　リースリング、ピノブラン、ピノノワール、ピノグリ、オーセロワ、シャルドネ

【タイプ】

発泡白

Lorraine地方

Cotes de Toul(ロレーヌ地方)

【特徴】

モーゼル渓谷南部、ナンシーの東で生産される。1998年にAOCに認められる。直接圧搾して醸造されたぐりワインが有名である。

【主要ブドウ品種】

＜白ブドウ＞　：　

＜黒ブドウ＞　：　ガメイ、ピノノワール、オーセロワ

【タイプ】

グリ、赤、白

Moselle(ロレーヌ地方)

【特徴】

2011年にAOC昇格。オーセロワを主体とした白ワイン、ピノノワールのみの赤、ピノノワール主体のロゼが造られる。

ピノグリ、ミュラー・トゥルガウを単独で用いたワインは品種名を表記できる。

【主要ブドウ品種】

＜白ブドウ＞　：　オーセロワ

＜黒ブドウ＞　：　ガメイ、ピノ・ノワール

【タイプ】

グリ、赤、白

甘口特殊ワイン

Vendanges Tardives

【特徴】

遅摘みワイン

翌年６月１日まで熟成させなければならない

【主要ブドウ品種】

＜白ブドウ＞　：　リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノグリ、ミュスカ

【タイプ】

白(甘)

Sélection de Grains Nobles

【特徴】

粒選り摘みワイン（貴腐、完熟ブドウから作られる）

翌年６月１日まで熟成させなければならない

【主要ブドウ品種】

＜白ブドウ＞　：　リースリング、ゲヴェルツトラミネール、ピノグリ、ミュスカ

【タイプ】

白(甘)

甘口ワインの糖の含有量規定

※　(2016年に基準は改定されました。)

 

(以上)

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