本ブログは、私自身含め独学で何とか試験に合格したい人向けに作成していますが、合格までには意外と費用がかかります。
受験料、テキスト、テイスティング練習等々について、どのくらいの費用が掛かるのかをまとめます。
これからどういう方法で勉強進めていくかの決めていくうえでの一助になれば幸いです。
合格までの費用は?
受験料
受験料ですが、2018年から2回受験することが可能となっていて、それぞれ料金が異なります。
1回受験:25,440円(一般)
2回受験:29,760円(一般)
受験申し込みと同時にソムリエ協会に入会すると、協会員特典として上記受験料が割引されます。
支払金額は、入会月により異なりますが、実質的な受験料は
1回受験:17,210円(会員)
2回受験:21,530円(会員)
(入会費用:入会金10,000円+年会費15,000円(月割計算されます。))
となります。
大半の受験者は2回受験を選択しているようなので、上記受験料の2回受験を参考にすればよいかと思います。
受験申し込みと同時に分厚いソムリエ教本が送られてきます。これを1から勉強するのは効率的でないので、市販のテキストを勉強し、受験上のポイントを理解したうえで、教本の勉強という手順をお勧めします。
では、その市販のテキストはいくらくらいとなるのかは、次項で説明します。
テキスト代
市販テキストの代表的なものを紹介します。
書籍名 | 値段 |
田辺由美のワインブック2019年版 | 4,180円 |
ワイン受験講座 2019(アカデミー・デュ・ヴァン) | 5,060円 |
受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き<2019年度版>(杉山 明日香) |
4,180円 |
テキスト代は5,000円とします。
上記テキストと合わせて練習問題集も併せて購入し、勉強をすることをお勧めします。
書籍名 | 値段 |
田辺由美のワインノート2019年版 | 2,860円 |
ワインテイスティングバイブル(谷宣英) | 3,300円 |
上記問題集とテイスティング用テキストと合わせて、6,000円とします。
以上、市販テキストと練習問題を一通り勉強した後に、教本を読むとスルスルと頭に入ってくるかと思います。
テイスティング練習(二次試験対策)
次に二次試験対策ととして、実際に飲料をテイスティングし、練習を積み重ねていかなければなりません。
テイスティンググラスはINAOの規格のものを用意します。1脚だけの小丹生の可能ですが、標準的な6脚セットとします。
テイスティンググラス:3,000円
次にワイン、その他酒類の実践練習についてです。
- 基本品種でベース作り
- 比較試飲
- その他酒類(蒸留酒、リキュール等)
- 実践(模擬試験)
以上の順で説明していきます。
1.基本品種でベース作り
白:シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング
赤:カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シラー
上記品種のオールドワールドのワインを1本3,000円前後のものを用意します。
3,000円☓6本=18,000円
2.比較試飲
ニューワールドとオールドワールドのワインを比較するために、以下品種のニューワールドワインを用意します。国名については一例です。色んな国から出題されますので、余裕があれば他国のワインも練習してみてください。
白:シャルドネ(米)、ソーヴィニヨン・ブラン(NZ)、リースリング(豪)
赤:カベルネ・ソーヴィニヨン(米)、ピノ・ノワール(米)、シラー(豪)
上記品種のオールドワールドのワインを1本3,000円前後のものを用意します。
3,000円☓6本=18,000円
上記以外の品種を4種類購入したとすれば
3,000円☓4本=12,000円
3.その他酒類(蒸留酒、リキュール等)
ワイン以外については、別の記事で紹介しているセットを購入するか、二次試験に強直的なバーがあるのでそちらで練習させてもらうなどの方法があります。また、ワインスクールでも二次対策として単発クラスがあるので、以下の記事も参考にしてみてください。
セット購入、単発クラス受講、その他練習として
40,000円
と仮定します。
4.模擬試験
ワインスクールで実施されている二次試験の模擬試験があります。
2回受験するとします。
6,000円(仮定)☓2回=12,000円
合格後
見事合格し、最後にもう一つ費用が掛かります。
ソムリエ協会への登録料が必要で、支払い後に認定書とバッジが送られてきます。
登録料:20,570円(2020年以降は消費税の影響で若干増額だと思います。)
合計したら?
合計してみましょう!
受験料:29,760円(2回、一般)
テキスト代:11,000円
テイスティング練習代:100,000円
合格時登録料:20,570円
以上、合計金額 ➔ 161,330円
となります。他に諸々の費用が生じるかと思いますので、上記にプラスアフファで17~20万円前後を想定しておいてもいいのかもしれません。
最後に
独学で勉強すすめる方は、ある程度費用に関してイメージできましたでしょうか?
受験当時、私は本記事のような出費が以下ほどかは特に考えず片っ端から本買ったり、二次向けのクラスを受講したりしていました。
特に二次試験対策は勉強を重ねていくと、どんどん不安が増していき、泣きの1回が増えます。
出費がどんどん膨らんできます。合格のためならと思い、若干暴走していたように思います。
二次試験を落ちても、保留制度で二次から3回受験可能ですが、経済的にも1回でなんとか合格しておきたいところですね。
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