ソムリエの方はもちろん覚えなければなりませんが、エキスパートもこの分野の問題も出題されますので、しっかり覚えましょう。
試験対策だけでなく、ワインと接していく上で是非とも覚えておきたいことばかりなので、覚えやすいのではないかと思います。
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供出温度
ワインのタイプ、特性により最適な供出温度があります。
一覧表で見ると、傾向が分かりやすいと思います。
フランス語 | 意味 | 温度 | ワインのタイプ |
ジュレ | 凍った | 0~4℃ | - |
フラッペ | 氷水で冷却 | 4~6℃ | |
フロワ | 冷たい | 6~12℃ | 発泡性ワイン 辛口白ワイン |
フレ | 涼しい | 12~16℃ | コクのある白ワイン 軽い赤ワイン |
タンペレ | 温和な | 16~18℃ | 赤ワイン(ブルゴーニュ) |
シャンブレ | 室温に近い | 16~18℃ | 赤ワイン(ブルゴーニュ) |
ティエド | 生温かい | 20℃以上 | 16~20℃ 赤ワイン(ボルドー) |
ショー | 熱い | 20℃以上 |
空気接触(デカンタージュ)
<デカンタージュの目的>
- 長期熟成したワインの底部にたまる澱を取り除くためにデキャンタに移し替える
- 酸化促進
<デカンタージュの効果>
- 還元による影響が弱まる
- 第1アロマが上がり、第2アロマが下がる
- 樽香や複雑性が強まる
コルクとスクリューキャップ
ワインといえばコルク栓ですが、近年はスクリューキャップのワインも増えてきており、特にオーストラリアやニュージーランドでは、積極的にスクリュ―キャップが使用されています。
コルクとスクリューキャップの特徴を以下の通りまとめます。
コルク
- ワインといえばコルク。
- 演出効果が高い(ソムリエの抜栓時)
- ブショネの可能性あり
- 保管環境に制約を受ける
スクリューキャップ
- 開閉が容易
- 品質の安定化
- ブショネ等の可能性の排除
- 垂直保存が可能
ボトルサイズ
名称 | ボトル容量(ml) | 本数換算(本分) |
---|---|---|
キャール | 188 | 1/4 |
ドゥミ | 375 | 1/2 |
ブティユ | 750 | 1 |
マグナム | 1,500 | 2 |
ジェロボアム | 3,000 | 4 |
レオボアム | 4,500 | 6 |
マチュザレム | 6,000 | 8 |
サルマナザール | 9,000 | 12 |
バルタザール | 12,000 | 16 |
ナビュコノゾール | 15,000 | 20 |
最後に
今回のパートは、教本を数回読めば、今まで積んできたワインの知識、経験がリンクして、覚えやすいのではないでしょうか?
シャンパーニュのボトルサイズはよく出題されますので、しっかり覚えましょう!
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