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ドイツ 13のワイン産地★ポイント解説!★

ドイツ
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前回の記事では、ドイツワインのワイン法、品質分類規定に説明しましたが、今回は13のベライヒを各々説明していきます。

試験に出る箇所もある程度絞れるので、一通り勉強した後は、練習問題を繰り返せばクリアできます。

 

2021年度版ワイン教本記載の新しいドイツのワイン法規については未反映です。
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ドイツのワイン産地

アール

アール川沿いのワイン産地。主にシュペートブルグンダーを使用し、軽めでアロマティックな赤を産する。赤の産地(85%)であるが、ドイツのベライヒではザーレ・ウンストルートに次ぐ北方(北緯50度)にある。

モーゼル

モーゼル川沿岸やザール川の沿岸の地域。
リースリング主体で構成の豊かな芳香、上品な果実味、繊細でフルーティーな酸味豊かなしっかりしたワインが多い。有名な畑シャルツホーフベルクなどを含む。
急斜面に有名な畑が多く、90%以上が白ワインである。スレート状粘板岩(シーファー)土壌のリースリング等から作られる。
モーゼル川上流では、ドイツ最古の品種「エルブリング」を使用したスパークリングワインが造られている。

ミッテルライン

ライン川がナーエ地区を過ぎたあたりから、モーゼル川が合流するコブレンツを経てボンの近くまでの約130キロに亘る長いライン川沿いの地域。途中にはローレライや美しい古城などがあり、傾斜地のスレート状粘板岩(シーファー)土壌のリースリング等から作られるフレッシュな酸味を持つ白ワインやスパークリング・ワイン(ゼクト)が多い。

ファルツ

ラインヘッセンよりさらに南の地域で温暖な気候のため、ラインヘッセンに次ぐ生産量である。
リースリング主体、ミュラートゥルガウ、ドルンフェンダーを使用。
マイルドでコクのある表情豊かなワイン

ラインガウ

ライン川の沿岸の地域でリースリング主体。華やかなワインが多い。1775年にシュペトレーゼを偶然開発した著名な畑ヨハニスベルクなどを含む。
カビネット、シュトペレーゼ発祥の地である。
果実味豊かで力強い酸味、洗練された方向、気品のある最高級ワインである。

ナーエ

ナーエ川沿いの産地でラインヘッセンの西に位置する。
リースリング主体、他ミュラートゥルガウ、シルヴァーナなど。
なめらかで優しい酸味と芳香性がある。

ラインヘッセン

ラインガウの南側の比較的広い地域に広がるドイツ最大の栽培地である。
リープフラウミルヒのような廉価品からニーアシュタイン村やオッペンハイム村に代表される高級品まで、多様なワインを生産している。
地域全体としてはモーゼルや隣のラインガウより格下にみなされることが多い。

ヘッシュ・ベルクシュトラーセ

産地名は「ヘッセンの山街道」という意味。
西をライン川、東をオーデン森に挟まれ、小高い丘陵地が続く南北に長い地域。北はダルムシュタットからハイデルベルクの南のヴィースロッホに至る。
リースリング種の白ワインが多い。ザクセンに次いで2番目に小さなベライヒである。

フランケン

マイン川上流のヴュルツブルク周辺の広い地域。主にジルヴァーナを使用した辛口ワインを産する。ボックスボイテルという扁平なビンを主に使う。
ヴュルツブルク村のシュタイン畑などが有名。
力強く頑丈な土実のある辛口の男性的なワインである。

ヴェルテムベルク

レンベルガーなどを使用した赤ワインの多い産地である。
シラーヴァイン(ヴュルテンベルク産の赤と白の葡萄を最初から混ぜて造られる:ロートリング)は有名。
飲み応えのある力強い、後味に土味のあるワインが多い。

バーデン

ドイツ南西部、バーデン地方の全域。
多様なワインを産しており、比較的温暖なためドイツ土着品種以外の栽培も多い。
EUのゾーン分類ではドイツで唯一ブルゴーニュやアルザスと同じBゾーンに入っている。
赤、ロゼが約40%を占める。シュペートブルグンダーが国際的に評価察れている。

ザクセン

ワイン生産地域としては最北端の北緯51.5度にあるドイツ最小のベライヒである。
フルーティーで酸味のある辛口の白ワインで食事に合うが、長期熟成に向かないものが多い。
主な栽培品種はミュラー・トゥルガウ、トラミナー、ヴァイスブルグンダー、ジルヴァーナ。

ザーレウンストルート

最北(北緯52度)の栽培地である。
エルベ川の支流、ザーレ川とウンストルート川地域。主にミュラー・トゥルガウ、ジルヴァーナからソフトで果実味のある辛口の白ワインを生産。
ウンストルート川流域はフランケン中心地帯と土壌の質が似ている。

最後に

13も産地の説明していますが、ひとまずラインガウ、モーゼルを中心に覚え、過去問や練習問題を通じて、他地域のポイントを押さえていけばよいかと思います。

フランケンのボックスボイテルはよく試験に出ます。しっかり覚えておきましょう!

個人的にはドイツワインはほとんど飲まないので、今後シニアに向けていろいろ試していきたいなと思っています。

 

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