2020年度の試験に関して、エクセレンスも含めて以下にまとめていきます。
コロナの影響で試験日程が延長になったり、ワインスクールでは、スタートが5月に変更なるなど、影響が出ています。
このソムリエ試験に関するコロナの影響も併せて、紹介します。
後半、試験勉強の進め方などを紹介します。
2020年ソムリエ・ワインエキスパート試験案内
試験日程
一次試験 : 2020年7月20日~9月6日(延長されました!)
二次試験 : 2020年10月12日
三次試験 : 2020年11月24日(ソムリエのみ)
上記期間中に受験となります。一次試験のCBT試験の各会場で定員があると思うので、希望する時期に早めに予約されることをお勧めします。
どうしてもギリギリまで勉強して受験したい方が多いと思うので、後半に集中するかと思いますので。
ソムリエ・ワインエキスパートも受験申し込みは始まっています。
申し込み時期により、試験日の予約可能な時期が変わってきますので、注意が必要です。
2020年5月31日までに申し込み完了 ➔ 6月16日10:00から会場予約可能
2020年6月1日から7月15日までに申し込み完了➔ 7月31日10:00から会場予約可能
7月31日からの申込みだと、休暇調整等の時間も限られてくると思いますので、5月31日までに申し込みを完了させ、試験日を早々に決めてしまったほうがいいかもしれませんね。
期限を決めたほうが、勉強も集中できるかと思います。
受験料
ソムリエ協会員の方
一次試験(1回受験) ➔ 20,380円
一次試験(1回受験) ➔ 25,220円
二次試験から受験 ➔ 7,300円
三次試験から受験 ➔ 3,650円
ソムリエ協会員以外の方
一次試験(1回受験) ➔ 29,600円
一次試験(1回受験) ➔ 34,440円
二次試験から受験 ➔ 14,210円
三次試験から受験 ➔ 7,100円
協会員との受験料の差額は、結構大きいです。私も協会に入っていますが、受験後引き続き勉強していきたいと思うのであれば、協会誌や各種イベントなど充実しているので、協会に入会することをおすすめします。
入会にかかる費用は、以下のとおりです。
入会金5,000円(半額、お得!) + 年会費月割1,250円☓入会時から12月までの月数
4月申込同時入会の入会費 ➔ 16,250円
5月申込同時入会の入会費 ➔ 15,000円
6月申込同時入会の入会費 ➔ 13,750円
7月申込同時入会の入会費 ➔ 12,500円
受験資格
ソムリエ
一般 → 以下職務を3年以上、2019年8月30日時点で従事していること
会員 → 会員歴2年以上、以下職務を2年以上、2019年8月30日時点で従事していること
職務経歴
◆酒類・飲料を提供する飲食サービス
◆酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、製造、教育機関講師
◆酒類・飲料を取り扱うコンサルタント業務
※従事証明、勤務表、確定申告書、会社概要等々照明用の書類が必要です。
(詳細は協会サイトを参照ください!こちらをクリック)
ワインエキスパート
専門的知識があり、職務経歴がないもしくはソムリエ資格の期間に満たない方
CBT試験について
会場は全国47都道府県にあるCBT試験会場となります。
(CBT試験会場詳細は、こちら)
試験当日を含めた流れはこちらのサイトで確認できます。
要チェック!(CBTS-ソムリエ・ワインエキスパート・SAKEDIPLOMA試験)
一次試験が終わった直後に合否判定が出ます。
結果発表まで、ヤキモキする必要はありません!
2020年ソムリエ/ワインエキスパートエクセレンス試験案内
試験日程
一次試験 : 2020年10月12日(筆記試験)
二次試験 : 2020年11月24日(テイスティング、実技(S)、小論文(E))
申込期限は、7月31日(金)18時までとなっています。
受験料
ソムリエ協会員の方
一次試験(1回受験) ➔ 17,720円
二次試験から受験 ➔ 7,300円
三次試験から受験 ➔ 3,650円
ソムリエ協会員以外の方
一次試験(1回受験) ➔ 25,030円
二次試験から受験 ➔ 14,210円
三次試験から受験 ➔ 7,100円
受験と同時に入会する場合の費用は、以下のとおりです。
入会金5,000円(半額、お得!) + 年会費月割1,250円☓入会時から12月までの月数
4月申込同時入会の入会費 ➔ 16,250円
5月申込同時入会の入会費 ➔ 15,000円
6月申込同時入会の入会費 ➔ 13,750円
7月申込同時入会の入会費 ➔ 12,500円
受験資格
ソムリエ・エクセレンス
・ ソムリエおよびワインアドバイザー資格所有者
・ ソムリエおよびワインアドバイザー資格認定後3年目を迎える方
・ 以下の職務を通算10年以上経験し、筆記試験日(2010年10月12日時点)においても従事している方
◆酒類・飲料を提供する飲食サービス
◆酒類・飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師(*注1)、酒類製造
◆酒類・飲料を取り扱うコンサルタント業務
(詳細は協会サイトを参照ください!こちらをクリック)
ワインエキスパート・エクセレンス
・ ワインエキスパート資格所有者
・ ワインエキスパート資格認定後5年目を迎える方(2015年度まで)
・ 年齢30歳以上の方
コロナウイルスの影響は?
東京をはじめ、いくつかの都市で非常事態宣言が出されている状況で、冒頭でも触れましたが、試験日程の延長や各ワインスクールの開始時期の変更・休校などの措置がとられるなど、なかなか落ち着かない状況が続いています。
受験どころではないという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
CBT試験の現在の状況(2020.4.11)は、基本的には会場閉鎖の方針のようですが、将来を左右する資格試験のため、対策をしっかりとった上で、会場毎の判断によって実施されるところもあるようです。(https://cbt-s.com/examinee/news/detail/2018.html)
個人的に思うには、これからピークを迎えようとする中、収束時期が全く読めない現状では、最悪2020年度は、実施されないことも覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
収束時期が見えた段階で、大幅に実施時期をずらして、試験が行われる可能性もあるかもしれません。
実施されても、されなくても非常に不安定な環境での勉強が強いられます。受験生泣かせな状況です。
勉強の進め方
ソムリエ・ワインエキスパート
この試験は、単純に言えば「暗記」です。覚えるだけです。
いかに効率よく覚えるかが、勉強を進めていくうえで非常に重要かと思います。
また、過去問などからどの国のどのエリアでどんな問題が出るかはある程度掴むことができます。
ただし昨年からのCBT方式のテストでは、協会からの試験問題の提供もなくなったので、こういうところは大手スクールが情報収集していると思われるので、個人ブログでは太刀打ちできないところです。
ただし基本的なところは変わらないと思うので、70%前後の正答率で合格できるといわれているので、ベースをしっかり押させておけば、問題ありません。
以下の問題集は、CBT試験の出題内容と、かなりマッチしていると評価されているようです。
覚えやすく、学びやすい、ソムリエ試験対策問題集 2020年度版 CBT方式に勝つ!受験のプロが分析した出題高確立の1200問 [ 藤代 浩之 ]
【送料無料】 JSA ソムリエ・ワインエキスパート呼称試験対策 予想問題1500 2019年度版 目指せ一発合格! / 植野正巳 【本】
本屋でチェックしてきましたが、幅広く、大量に問題をこなすことでマイナー国もしっかりフォローできるので、おすすめです。
次にこの試験勉強を始めると最初の壁と思われることは、
「フランスのシャトー、グランクリュ、イタリアのDOCGの暗記」
だと思います。200以上の聞き慣れない、他国の固有名称を覚えなければなりません。
なじみのない単語を覚えるのは本当に大変です。
巷ではゴロで覚える参考書や各スクールでの独自のゴロを紹介しているようです。
ですが、わたしはそのゴロを覚えるのが面倒に感じたので、単純に覚えました。
声に出して音で覚えられるようになるまで繰り返しました。
絶対覚える必要はありませんが、毎年必ず出出されるので、やはり対策を立てておくべきです。
ただし職業であるソムリエの方はやはり必須かと思います。
格付けなどの暗記するものを終えたあとは、市販テキストと問題集を繰り返せば、重要ポイントを効率的に覚えることができるかと思います。
二次試験対策ですが、現状外食は難しいので、なかなか覚えたワインを飲むなんてことができないのが辛いところですね。自宅で基本品種をセットで購入し、小瓶に小分けして、練習を繰り返すしかないです。私以外のブログでも、二次試験対策の記事がたくさんあります。たくさん読んで、品種毎、産地別で記事で書かれている共通点を見出し、自分なりにまとめていけば、しっかり対策ができます。
本ブログ記事作成のネタ元ですが、わたしの受験時の2013年教本ベースなので、現在2019年版を入手したので、変更箇所をチェックし、順次最新情報に反映作業中です。
2020年の教本も大幅に改定されているようなので、できるだけ早く入手して、最新情報に反映していければと思っていまうう。
ソムリエ/ワインエキスパートエクセレンス
エクセレンスについては、
- 基本事項を再度覚え直す
- 教本を読み込む
- 原語で回答できるようにする
- 紹介されている産地、ワインはくまなくチェックする
- 技術セミナーに参加する
- 時事ネタをチェックする
- ワインスクールに通う
- マイナー品種含め、幅広くテイスティングの練習
小細工は効かなさそうなので、隅々までひたすら勉強するしかないと思っています。
できればワインスクールに通い、少しでも効率をあげられたらなという感じです。
最後に
ソムリエ協会で公表されている合格率の推移をみると、ソムリエは数年前より10%近く下がった30%前後で推移しています。エキスパートは下がり傾向でしたが、昨年は44%まで上がっていす。
いずれにしても難しい試験なので、保留制度も使いながら2,3年で取得することもありかと思いますが、大変な勉強を数年続けるのも大変かと思います。集中して一気に取得を目指してはいかがでしょうか?
コロナの影響で特殊な環境となってしまっていますが、できるだけ感染リスクを下げる努力をし、しっかり勉強して、合格をつかみ取りたいと思います。
みなさんもコロナ対策を十分行い、気をつけてお過ごしください!
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