イタリア ★ポイント解説!★

イタリア

イタリアはフランスに次いで出題頻度の高い国です。

各州の特徴を覚えると共にDOCGを完全に覚えなくてはなりません。

まずは本記事でイタリアワインの概要を説明し、次回以降の投稿で北部、中部、南部と3つに分け記事を投稿していくので、DOCGを暗記していきましょう。

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学習のポイント

  • 20州の名称と位置を覚える
  • 山脈名、平野名、海域名を覚える
  • ワイン法の規定を覚える
  • 特殊ワインをチェック

イタリアワインの歴史

 

イタリアの主な歴史イベント
年・年代 歴史イベント
700 カール大帝とカトリックによるワイン振興
1716 トスカーナ王国コモジ三世によるキアンティ、カルミニャーノ、ポミーノ、
ヴァルダルノ・ディ・ソブラの原産地指定
1773 イギリス人によってマルサラが醸造
1800前半 リカソール男爵によりサンジョベーゼにカナイオーロ、マルヴァージア
をブレンドするようになり飲みやすいキアンティが造られるようになった
1963 ワイン法の成立。1992改定
1980 DOCG制定
   

 

地理・気候条件

各州の位置をしっかり覚えておく必要があります。また山脈名や海域名も試験問題に出ているので合せてきちんと覚えておきましょう!

地理(地図)

 

気候条件

  • 北部は大陸性気候
  • 半島部分は地中海性気候
  • ローマは日本の釧路と同緯度であるが、地理条件により温暖な気候

イタリアのワイン法

1716年にトスカーナのコジモ三世がキャンティ、ポミーノ、カルミニャーノ、ヴァルデル・ディ・ソプラの生産地分類をしたことが、呼称制度の始まりである。

分類

1.VINO(ヴィーノ) = VdT

2.IGP(保護地理表示ワイン) = IGT

3.DOP(保護原産地呼称ワイン) = DOCG & DOC

【DOCワイン】
は、産地と使用品種が限定され、生産量も制限規定がある。醸造方法や熟成期間に加え、色調,香り,味わい,アルコール含有量,酸度,その他の基準が定めらる。

【DOCGワイン】
現在74銘柄。DOCワインとなった後、10年以上経過、収穫量制限、栽培方法、熟成方法や期間、出荷方法などの規定をクリアすればDOCGに昇格となる。

その他ワイン

種類 説明
ヴィーノ・フリッツァンテ
(弱発泡性ワイン)
ガス圧20℃で1-2.5bar、Alc7%以上
ヴィーノ・リクリオーゾ
(リキュールタイプのワイン)
総体Alc17.5%以上、既得Alc15-22%
ヴィーノ・ノヴェッロ ・DOCG,DOP,IGTのみ認められる
・醸造開始後10日以内
・炭酸ガス浸漬法で作られたワインを40%以上使用
・総体Alc11%以上、残存糖分10g/ℓ以下
・収穫年の12月31日までに瓶詰
・ラベルに収穫年記載義務
・10月30日零時1分前より前の消費は禁止

 

主要ブドウ品種

 

イタリアの主要ブドウ品種
No 白ブドウ 黒ブドウ
1 アルバーナ アリアニコ
2 アンソニカ アレアティコ
3 アルネイス バルベーラ
4 カタッラットビアンコ ボルナダ
5 シャルドネ ブラケット

 

ワインの分類

熟成分類

【Riserva】(リゼルヴァ)

「リゼルヴァ」の付かない通常のワインより、アルコール度数、熟成期間を超えたワインで、 規定により、その度数・期間は定められている。通常のワインより当然上質であり、上級酒を意味する。DOC(G)ワインには、大半がこの「リゼルヴァ」の付くワインと付かない通常のワインと2種類がある。

【Superiore】(スペリオーレ)

ほぼ、Riserva(リゼルヴァ)同様の意味を持つものと理解して問題なし。
分かり易い例として、ヴェネト州の「バルドリーノ」はDOCだが、「バルドリーノ・スペ リオーレ」の方はDOCGで、法的にも上級に格付けされている。

【Classico】(クラツシコ)

古くからそのワインを生産していた特定の地域を言い、この語の付くワインは、付かないワインより一般的には上質と捉えることができる。
よく目にするワインの例として、「キヤンティ」と「キャンティ・クラッシコ」。

*地区名加えて表示したワインもあり、通常のものより上質と捉えるが、「クラッシコ」を名乗る地区がある場合は、「クラッシコ」の次に来るランク付けと捉えるのは一般的。

各種ワイン

発泡性ワイン

Frizzante(フリッツァンテ):ガス圧が、セ氏20度で、1~2.5気圧の弱発泡性のもの。

Spumante(スプマンテ):ガス圧が、セ氏20度で、1~2.5気圧の弱発泡性のもの。

造り方によって瓶内発酵〔シャンバーニュ法〕によるものとタンク内発酵〔シャルマー法〕によるものとに分けられ,前者の場合は、ラベルに<メートド・クラシッコ・シャンプノワ-Methode Classico Champenois>と表示される。

*フリツツァンテもスプマンテも天然発酵のものとガス添加のものとがある。

残糖分類は以下の通り↓

<SECCO (セッコ)> ➡ 辛口。残糖分が0~4g/ℓ

<BBOCCATO(アッボッカート)> ➡ 薄甘口。残糖分が4~12グラム/ℓ

<AMABILE(アマビレ)> ➡ 中甘口。残糖分が12~45グラム/ℓ

<DOLCE(ドルチエ)> ➡ 甘口。残糖分が45グラム/ℓ以上

造り方による分類

【Amarone(アマローネ)、Sforzato(スフォルザート)】
高アルコール、フルボディーワイン。
収穫後のブドウを陰干しにして糖度を高め醸造するワイン。
ヴェネト州ではアマローネ、ロンバルディア州ではスフォルザートと呼ばれる

【Passito】(パッシート)
収穫したブドウを陰干しにして糖度を高めてから醸造するワイン。一般的には甘口ワイン。

【Recioto 】(レチョート)
パッシートと同様に、収穫したブドウを陰干しにして造るワイン。
「レチョート」とはブドウの房の肩の甘い部分、あるいは耳たぶの固さに陰干しするなどの意味から名づけられたといわれる。ソアヴエ、ヴァルポリチエツラ、ガンベッラーラなどの品種に使用する。

【Vin Santo】(ヴィン・サント)
 ヴィーノ・サント(vino Santo)とも呼ばれる。ブドウを収穫した後、ワラの上で数カ月乾燥させ、干しブドウになって糖度が高まったところで果汁を搾り、発酵させ密閉した樽で5年以上熟成させたワイン。
トスカーナ州で多く造られるが、トレンティーノ地方でも造られる。トスカーナ州ではトレッビアーノ種が主体だが、トレンティーノではノジオラ種を使用する。

【Liquoroso】(リクオローゾ)
 モスカート種、マルヴアジア種、アレアティコ種などアロマティックなブドウの品種にアルコールかブドウの蒸留液、凝縮したモストなどを加えて造る。普通17.5度程度のアルコール度数だが、15~22度に規定されている。

【Chlaretto】(キアレット)
 チエラスオーロ(Cerasuolo)とも呼ばれる。赤ワインと同様の醸造工程で発酵の途中で果皮を取り除いて造られるロゼワイン。北イタリア、ガルダ湖周辺のワインがよく知られている。

【Aromatizzato】(アロマティッザート)
 混成ワイン。ワインにアルコール、砂糖やハーブ類を加えたもの。
アルコール度数は21度。 以下ラベルに、
ヴィーノ・アロマティツザート<VINO-Aromatizzato>
ヴエルムト<Vermut>
アペソティーヴォ・ア・バーゼ・ディ・ヴィーノ<Aperitivo a Base di Vino>
ヴィーノ・キナート<Vino Chinato>
のいずれかの表示をしなければならない。

【Novello】(ノヴエツロ) 
イタリアにおけるヌーヴォーワイン(新酒)。
ヴィーノ・ジョーヴァネ<Vino Glovane>ヴィーノ・ヌオーヴォ<Vino Nouvo>などとも呼ばれる。
10月30日解禁となる。DOCに規定されているものもあるが、そのほとんどはテーブルワイン。
造り方には炭酸ガス浸漬法と低温発酵法がある。

シノニム

イタリアの代表的2品種ネッビオーロとサンジョヴェーゼのシノニムは要チェックです。

 

ネッビオーロ/ サンジョヴェーゼのシノニム
No ブドウ名 シノニム
1 ネッビオーロ スパンナ(伊/ゲンメ)
キアヴァンナスカ(伊/ヴァルテッリーナ)
ピクトゥネール(伊/ヴァッレ・ダオスタ)
ピコテンドロ(伊/ヴァッレ・ダオスタ)
2 サンジョヴェーゼ ブルネッロ(モンタルチーノ)
ブルニョーロ・ジェンティーレ(モンテプルチアーノ)
ニエルキオ(コルス)

 

酒精強化ワイン

【マルサラ】

産地 : シチリア州マルサラ市

品種 : カタラット、グリットが85%

醸造方法
1.発酵が終わったワインにアルコールを加える
2.酒精強化
3.ブドウを煮詰めたもスコットで甘さの調整をし熟成させる。

熟成タイプによる分類
・フィーネ (熟成1年以上、アルコール17%以上)
・スペリオーレ (熟成2年以上、アルコール18%以上)
・スペリオーレ・リゼルヴァ (熟成4年以上、アルコール18%以上)
・ヴェルジネ/ソレーラス (熟成5以上、アルコール18%以上)
・ソレーラス・ヴェルジネ/ストラヴェッキォ (熟成10年以上)

色による分類
・ オーロ(金色)
・アンブラート(琥珀色)
・ルビーノ

味の分類
・セッコ(0-4g/ℓ)、
・セミセッコ(4-10g/ℓ)
・ドルチェ(10g/ℓ以上)

用語

 

イタリア・用語集
No 用語 説 明
1 Uva ぶどう
2 Vendemmia Annata 収穫 収穫年
3 Cantina 酒蔵 醸造所
4 Vino Rosso 赤ワイン
5 Vino Rosato ロゼワイン
6 Vino Bianco 白ワイン
7 Vino Liquoroso フォーティーファイドワイン
8 Vino Novello 新酒10月30日0時1分解禁
9 Secco 辛口 残糖0~4g/ℓ
10 Addoccato Semi Secco 薄甘口 残糖4~12g/ℓ
11 Amabile 中甘口 残糖12~45g/ℓ
12 Dolce Cannellino 甘口 残糖45g/ℓ以上

最後に

概要だけでもかなりのボリュームになりました。何回か目を通すことで、徐々に覚えていけばよいかと思います。次回以降のDOCGの暗記に注力しましょう。

 

※参考文献
【2019/2020 日本ソムリエ協会教本】(日本ソムリエ協会)

 
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