2022年のソムリエの二次試験は、10月18日。
約4ヶ月後となりました。
まだまだ先のようですが、すぐにやってきます。
一次試験準備で二次試験どころじゃない状況かなと思います。
受験予定の方は、各自色んな方法で練習を積まれているのではないかと思います。
体調を崩さない程度に平均的なペースで取り組んでいただければと思います。
本記事では、私が二次試験対策でどのようなことをしていたかを紹介したいと思います。
まずは、基本品種で、味、香りのベース(基準)を作る➔次のどのような準備をするか➔各種取組内容説明という順で進めていきます。
基本品種でベースづくり
ベース作り
本番では赤白2種類または1種類のワインをテイスティングしていかなければなりませんが、他と比較しながらのテイスティングができません。
なので、ベースとなる味覚、臭覚が必要になってきます。そのベースをもとにテイスティングを進めていくことになります。
白ワイン:シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、リースリング
赤ワイン:カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、シラー
上記基本品種6種の味、香りを確認していき、ベースとなるものを身に付けていきましょう!
通信販売、ワインスクールなどでセットが販売されているので、それらをうまく利用すればよいかと思います。(いかに購入先を紹介します。)
あとは、過去出題された品種、ニューワールドのワインの練習へと続きます。
想定される比較練習をすると、かなりのパターンになり、また知識が増えたことにより、頭の中で混乱が生じます。すごく迷います。
後回しにしていい品種
ワインその他酒類の膨大な種類を練習しなければならない中で、以下の品種は特徴が明確ですぐに品種が答えられそうなワインは、試験直前にワインバーなどで確認しておけば大丈夫かと思います。(わかりやすい品種は、あまり出題されないかもしれませんが!)
- ゲヴェルツトラミネール
- シュナン・ブラン
- ミュスカデ
- ヴィオニエ
- ネッビオーロ
- マスカットベリーA
上記品種ごとのテイスティングコメントは、事前に覚えておきましょう。
自宅で練習するときの準備
私がエキスパートの勉強をしているとき、大変お世話になったサイトがあります。
「ワイン受験.com」(HPへ)
ワインスクール講師の山崎和夫先生が提供されている受験対策用サイトです。
その中にテイスティングの練習に関する記事があり、そこで紹介されている方法を、私は取り入れ、二次試験の練習を開始しました。
【小瓶詰め替え法】(紹介ページへ)
小分けにして、後々も練習できるというものです。瓶いっぱいに注ぎ込むことで、空気との接触がなくなり、酸化が促進されません。
二次試験までの短期間であれば、ほとんど問題ありません。
瓶入手のため、遮光性のある瓶を使用している「キレートレモン」を箱買いしました。
1本あたり約170mlなので4本+α、ボトル1本買ってかなり練習ができます。
山崎先生のサイトでも紹介されていますが、品種等記載した紙をゴムなどで瓶に止めておき、自分でブラインドテイスティングする時の答え合わせに使います。
テイスティング練習用飲料の紹介
ベース作り
ワインスクールの二次対策に参加が困難、独学で対応予定の方向けに、どのようなワイン他酒類を購入し、練習すればよいか、紹介したいと思います。
まずは、メジャー品種の特徴をつかむことを目的とし、参考書片手に、実際に飲んで特徴をつかみます。
第一印象、酸、タンニン、果実感、アルコール度数も併せて、確認していきます。
判別の難しい紛らわしい品種もありますので、違いをよく感じておく必要があります。
練習セットはいろいろなところから販売されていますが、一例として、以下を紹介します。
基本・メジャー品種のセットがENOTECAから販売されています。
内容は赤白10品種、税込み20,350円(割引価格)です。
こちらを購入して、小瓶に分ければ、かなりの回数練習できます。
赤ワイン | 白ワイン |
カベルネソーヴィニヨン | シャルドネ |
メルロ | ソービニヨンブラン |
ピノノワール | リースリング |
サンジョヴェーゼ | ゲヴェルツトラミネール |
シラー | |
テンプラリーニョ |
品種の個性を楽しむ赤白ワイン10本セット HR5-1 [750ml x 10]
※ その他ワインスクールでも練習セットを販売しているので、チェックしてみてください。
その他準マイナー品種及びニューワールド
前述のベースとなる品種と後回しにしていい品種以外に確認しておきたい品種は、以下のものがあげられると思います。
白ブドウ:甲州
赤ブドウ:マルベック、カベルネフラン
ボトルを買って自宅で練習するか、ワインバーなどでグラスで注文し練習するかなど試みてください。
ニューワールドに関しては、
「アメリカ、オーストリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチン」
から出題されていますので、主要品種に関して、ヨーロッパと上記各国の比較試飲の練習が必要となります。
(品種の国別の特徴の相違については、詳細に調べた後、追記したいと思います。)
蒸留酒、リキュール他
最後にワイン以外の蒸留酒、リキュール、その他酒類ですが、品種がとにかく多く、直接味わって練習できる環境を作ることが非常に難しいかと思います。
私は、田崎真也ワインサロンのフリードリンクを数回受講し、何とかなりました。
ワインバーでは、この時期二次試験対策に協力的なお店も多く、お願いしてみるのも一つの手だと思います。
上記のような手段がない方は、通販で以下のような、小瓶に入れて販売されているので、利用してみてはいかがでしょうか?
また蒸留酒やリキュールはミニチュアボトルが販売されているので、チェックしてみてください!
ワインスクール/二次試験対策講座紹介
前述までは、自宅での練習方法を紹介しましたが、ワインスクールの二次対策講座をここでは紹介させていただきます。代表的なスクールをピックアップしました。
スクールのメリットは、最新の情報(近年の表現方法など)やチェックポイントなどを教えてもらえことかと思います。表現方法も自分の表現と試験上正解となる表現も微妙に違っていたりするので、修正する意味でも大きなメリットがあるかと思います。
アカデミー・デュ・ヴァン
講座名 | 2019年度 J.S.A. ソムリエ・ワインエキスパート二次試験対策講座 |
HP | ここをクリック |
受講料 | 会員:5,400円(税込) 一般:6,480円(税込) |
備 考 |
特徴は28講座もあり、いろんな切り口から 例) それぞれの講座を見ていると、 たくさんの講師の方がいらっしゃいますが、 私も数回利用させていただきましたが、 |
レコール・デュ・ヴァン
講座名 | 2019年ソムリエ・エキスパート二次試験対策補講 |
HP | ※現在案内は掲載されていません。 |
受講料 | 各回:5,500円(税込) |
備 考 |
21の講座があり、各回単発で申し込みます。 赤、白、その他酒類に関して講義、模擬試験などの すでに満席のクラスも出てきていますので、 |
最後に
いくつか方法を紹介させていただきましたが、この二次試験は、体力、財力、時間が消耗させられます。ストレスで体調を崩さない程度に、頑張っていただければと思います。
ソムリエを目指す方は、3次試験まであり、長丁場なので体調に気を付けてください。
二次試験対策を紹介しているサイトもたくさんあり、無料で資料をもらえたりするので、併せて調べてみたはいかがかと思います。
私ももう少し体系的な資料を作ることができれば、配布したいなと思っています。
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