2017年のシニアの問題内容を調べました。
まだ選択問題が多数出題されており、ウル覚えでも回答できる問題はいくつかありましたが、2018年度から選択肢問題がなくなったのは、非常に難易度が高くなったという印象を改めて持ちました。
2017年シニアソムリエ/シニアエキスパート過去問チェック
国・カテゴリー | 設問内容 |
フランス | AOCが属する機関名は? シャトーシャロンの土壌は? ロワール、ペイナンテの表示条件に関する設問 2016年に認定されたクリュ・ブルジョワの認定数は? 2016年にコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュから単独AOCに 昇格したワイン名とタイプを原語で回答 2016年4月にオーセロワからコート・シャロネーズのブドウ畑に 被害を与えた自然災害は? 【シニアワインエキスパート】 |
イタリア | 最も北に位置するワイン産地は? キアンティ・クラシッコ・グラン・セレツィオーネの法定熟成期間は? DOCGをタイプから問う設問 フランチャコルタの気候に影響を与える湖の名称を問う設問 |
ドイツ | VDPにおけるプルミエクリュに相当する畑に与えられる 名称は?(原語で) Federweiββerにふさわしい料理は? |
スペイン | 単一畑のカバに与えられる呼称を原語で回答 DO名からどの州に属するかを問う設問 DOの特徴からDO名を問う設問 |
ポルトガル | Beira AtlanticoのDOCワインを1つ、原語で回答 英語の問題文でマデイラワインの熟成方法名称を問う設問 |
ルクセンブルグ | ワイン産地の北から南へ並べた組み合わせを選択 |
英国 | 「English Wine」と表示できるワインの最大収量は? 最も広い栽培面積の品種は? |
オーストリア | ルストで作られる「ルスター・アウスブルッフ」のKMW糖度は? ノイジードラーゼー湖南のブラウフレンキッシュの代表的な産地は? 地元料理「Gulasch」とはどんな料理? |
ハンガリー | ドナウ川の東に位置する産地は? 【シニアソムリエ】 ワインをソーダで割る飲み物名は? |
スイス | スイスのグランクリュを主要品種から問う設問 |
スロヴェニア | 【シニアワインエキスパート】 樹齢500年のブドウ樹があるとし名を原語で回答 |
ブルガリア | ワイン産地名を原語で回答 |
クロアチア | 【シニアソムリエ】 クロアチアの品質分類でアウスレーゼに当たるプレディカートは? |
ジョージア | 最も東に位置する産地は? |
ルーマニア | 気候区分に影響を与える山脈名を原語で回答 |
モルドバ | |
ギリシャ | 地元品種の白ブドウを選択 イピロスのPDOを選択 |
アメリカ |
英語の問題でパリスの審判を主催した人物は? 【シニアソムリエ】 【シニアワインエキスパート】 |
カナダ | 英語の問題文で交配種を問う設問 アイスワインのブドウ品種の生産順位を問う設問 |
チリ | カサブランカヴァレーにシャルドネを植樹した人物は? 英語の問題でコスタリージョンの地域名を問う設問 |
アルゼンチン | マルベックにふさわしいアルゼンチンの郷土料理は? |
ウルグアイ | |
オーストラリア | 2015年ブドウ生産量上位4品種の順番は?(白黒混在) GIのファーストヴィンテージを問う設問 |
ニュージーランド | NZ初のMWの氏名を原語で回答 Masterton,GradstoneのサブリージョンをもつGIは? |
南アフリカ | 4地区が統合された新しいWOは? 1986年に復活した伝統的な甘口ワインは?(原語で) |
日本 | 東北地方ワイン発祥の地は? 日本の野生ブドウが属する種は? 雨宮勘解由説に関する設問 甲州塩山地区の標高は? |
その他 | 「Ao Yun」が生産される中国の省は? |
概論 | ブドウの果粒で最も酸が高い部分は? 亜硫酸の形態に関する設問 ビールの下面発酵タイプのものを選択 焼酎の地理的表示に関する設問(地域名を漢字で) アブサンの健康被害について、成分に関する設問 中国酒の作り方に関する設問 ブドウ育成段階の着色期をフランス語で 台木原種の交雑種の組み合わせに関する設問 |
日本酒 | 山田錦の品種の組み合わせは? セルレニン耐性酵母は? |
サービス |
Quinquna系アペリティフは? 【シニアワインエキスパート】 |
管理 |
「輸入港までの運賃込みの条件」に該当する貿易条件名は? 【シニアワインエキスパート】 |
料理とチーズ | ピエモンテ州のチーズは? |
テイスティング | TDNの個性が最もよく見られるブドウ品種は? 酸敗の可能性があるワインに見られる成分は? |
次に2017年の問題内容から、対策を考えてみたいと思います。
対策
原語対策
原語で回答せよという問題が多数あります。
「AOC,DOCG、地名、組織名、ブドウ名、その他」
選択肢問題がなくなったので、各国それぞれについて大変ですが、覚えるしかありません。
AOC別特徴の把握
AOC,DOCGそれぞれの特徴を問う設問があります。
教本の格付けワインの説明欄を読み込み、ブドウ品種、タイプ、特徴を覚えなければなりません。
化学式対応
教本に記載されている化学式や成分名を整理しなおし、確認したいと思います。
香りの成分の名称に関する問題も出ているので、代表的な香りについて調べ、まとめたいと思います。
土壌に関して
教本では、ワイン産地説明に詳細に土壌の説明の記載があります。キンメリジャン、テラロッサくらいの名称しか覚えていませんでしたが、ある程度詳細に覚えなければいけないようです。
各産地の土壌情報を詳細に調べ、まとめたいと思います。
トピックについて
近年の出来事に対しては、2016年に対する設問が多くありました。
最新の教本で前年度に関する事象は、要チェックです。
教本以外の2019年のトピックも紹介できればと思います。
教本読込
問題全体が重箱の隅をつついたようなレベルなので、読み込んで覚えるしかないと覚悟しました。
前述のテーマごとにまとめた資料を作成して、効率よく覚え、教本を読み込みを繰り返していきます。
2次、3次対策
テイスティング、論文の試験が1次合格後にありますが、こちらについては別途記事としてまとめたいと思います。
最後に
現在、各国各産地の情報をまとめていますが、膨大な量です。ネタはそろいつつあるので順次投稿していく予定です。
調べていく中で海外のサイトで、試験対策にこれはいいなと思うものが、いくつかありました。
今は日本語翻訳で情報を確認できるので、教本ばかりだと疲れてしまうのでこのようなサイトもチェックし、勉強していくつもりです。
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