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エクセレンス 【イタリア中部】

エクセレンス
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イタリア中部のエクセレント対策として、本記事では、地図は原語表記、各DOPの詳細説明を追加しました。

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イタリア中部各州のワイン

 

Toscana

 

トスカーナ州DOCG
DOCG名 タイプ ぶどう品種・特徴他
Brunello di Montalcino 【赤】 サンジョヴェーゼ(ブルネッロ)、
長熟タイプの最高峰熟成は62か月以上、
リゼルヴァは74か月以上
Carmignano 【赤】 サンジョヴェーゼSV(50%以上)
カナイオーロネロ、CS、リゼルヴァあり
Chianti 【赤】 サンジョヴェーゼ(70-100%)、
カナイオーロネロ(10%以下)、
トレッビアーノとマルヴァージア(10%以下)
リゼルヴァ/スペリオーレあり、
7つのソットゾーナ
Chianti Classico 【赤】 サンジョヴェーゼSV(80%以上)、
9つのコムーネで生産
Morellino di Scansano 【赤】 サンジョヴェーゼ、モレッリーノ85%以上
リゼルヴァあり
Vernaccia di San Gimignano 【白】 ヴェルナッチャ、リゼルヴァあり
Vino Nobile di Montepulciano 【赤】 サンジョヴェーゼ(70%以上)
熟成は26か月以上
リゼルヴァは38か月以上
Elba Aleatico Passito 【赤(甘)】 アレアティコ、陰干しぶどうより
Montecucco Sangiovese 【赤】 サンジョヴェーゼ、リゼルヴァあり
Suvereto 【赤】 CS、メルロ、SV
Val di Cornia Rosso 【赤】 サンジョヴェーゼ主体,CS。

 

【特徴】

様々な作物を一つの農園で栽培する伝統がある。ブドウやオリーブが一緒に栽培されたりしている。

ワインの生産は中規模であるが、高品質で有名なワインが多数ある。近代的なスタイルのワインは「スーパータスカン」と言われ、知名度を上げた。

ボルドー種で作られる高級ワインのサッシカイアの産地でもある。

【歴史】

紀元前9世紀にエトルリア人が登場してから、文明が開化していく。

ブドウ栽培、ワイン造りもエトルリア人により伝えられた。中世はメディチ家が18世紀前半まで支配していた。

1716年コジモ三世が世界初の原産地保護の規則を作った。

19世紀イタリア統一運動のリーダーであったベッティーノ・リカーゾ男爵は今日のキアンティワインのベースとなる品種構成Formulae(サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、マルヴァジア・デル・キアンティ10%)を1870年に定めた。

【文化・経済】

各国の文化が交わる地域で常に文化的に栄えてきた州である。ピエモンテの人たちは派手なことが嫌いで、控えめ、まじめな働き者が多い。

料理やワインはフランスの影響を受け、特に優れている。スローフード運動はここで起こった。外国人向け料理学校ICIFでは多くの日本人も学んでいる。

トリノにはフィアットなどがあり、企業城下町である。その他チョコレートなどの食品産業、情報産業、金融関係も重要な産業である。

2014年にはピエモンテのブドウ畑が世界遺産に登録された。
農業も地理的好条件により、盛んである。

【気候】

地中海性気候、大陸性気候

【土壌】

内陸部 : 粘土質石灰質土壌
CC.Montal:ガレストロ、泥灰土が表層にある
海岸部:粘土石灰質土壌、川沿い:沖積土壌
ピティリアーノ:火山性土壌

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>

Vernaccia : しっかりとした酸を持つ。
Malvasia Bianca : キャンティ地方で栽培。ヴィン・サントにも使用される。
Trebbiano : フレッシュで早飲みに適している。

<黒ブドウ>

Sangiovese : 色は濃く無いルビー色。スミレ、チェリーの香り。酸とタンニンがしっかりしている。
Canaiolo Nero : サンジョヴェーゼとブレンドされる。晩熟の品種でワインに柔らかさを与える。

【地元料理】

分類 料 理
前菜 Crostini(鶏のレバー、孔子の脾臓などで
作ったパテをのせたパン)
Panzanella(パン、フレッシュトマト、
玉ねぎ、バジリコをいらたサラダ)
プリーモピアット Pappardelle con is Sugo di Lepre
(幅広手打ちパスタに野兎のソースをかけたもの)
Ribollita(野菜のスープ)
Pappa al Pomodoro(トマトソースにパンを入れ、
煮込んだシンプルな料理)
パスタ・スープ
魚介料理 Cacciucco(トウガラシ、ニンニク、
トマトを使った魚のスープ)
肉料理 Bistecca alla Fiorentina(厚切りTボーンステーキ)
Arista(豚背肉の塊をローズマリー、ニンニクを
効かせてローストしたもの)
その他
食材 Chanina(キアーナの谷で飼育される牛)
チーズ Pecorino Toscano(DOPチーズ、
羊乳、非加熱圧搾)

 

内陸部

【気候】

比較的冷涼な気候

【土壌】

粘土石灰質土壌

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>Trevviano,Malvasia

<黒ブドウ>Sangiovese,Cnaiolo

【主要DOCG】

【Brunello di Montalcino】
サンジョヴェーゼ100%の力強いワイン。19世紀末にビオンディ・サンティが作り始めた長期熟成赤ワインが徐々に成功し、現在ではイタリアを代表するワインとなった。50ヶ月以上(うち木樽は2年以上)の熟成が必要。

【Carmignano】
1716年のコジモ三世原産地呼称を線引したワイン。昔からカベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされる。キャンティに比べるとより柔らかい味わいで、ビロードのような口当たり、深みのある果実味が特徴である。

【Chianti】
イタリアで最も有名な呼称。チェリー、すみれの香りを持ち、果実味、酸、タンニンのバランスが良い。また幅広い料理に相性が良い。

【Chianti Classico】
キャンティの本来の生産地、キャンティ地方の独自のDOCG。

【Morellino di Scansano】

【Vernaccia di San Gimignano】
トスカーナ唯一の白ワインのDOCG。この町は「百の塔の町」で有名。最良のヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノは蜂蜜、ビート香、、酸がしっかりあり複雑な味わいを持つ。

【Vino Nobile di Montepulciano】
キャンティとブルネッロ・ディ・モンタルチーノと間に位置する特徴。「優美で高貴なワイン」とされている。

【主要DOC】

【Pomino】
1716年コジモ三世の原産地呼称の対象となったワイン。スマートでフレッシュな果実味。

【Vin Santo del Chianti】
陰干しで小樽発酵し、長期熟成させる。瞑想ワインと呼ばれる複雑なワイン

【Vin Santo del Chianti Classico】
キャンティ・クラッシコ地区のヴィンサント。甘口から辛口まで幅広いタイプがある。

【Bolgheri/Bolgheri Sassicaia】
ティレニア海沿岸。カベルネ・ソーヴィニヨン中心のサッシカイヤが世界的に大成功を収める。サッシカイヤは単一ワイナリーに与えられたゆいつの呼称である。

海岸部

【気候】

地理的に温暖な気候

【土壌】

石灰質土壌、アルノ川沿いは沖積土壌

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>Trebbiano

<黒ブドウ>Sangiovese,Cabernet Sauvignon

【主要DOC】

【Bolgheri/Bolgheri Sassicaia】
ティレニア海沿岸。カベルネ・ソーヴィニヨン中心のサッシカイヤが世界的に大成功を収める。サッシカイヤは単一ワイナリーに与えられたゆいつの呼称である。

Umbria

ウンブリア州DOCG
DOCG名 タイプ ぶどう品種・特徴他
Montefalco Sagrantino 【赤(甘)】 サグランティーノ、パッシートあり
Torgiano Rosso Riserva 【赤】 サンジョヴェーゼ70%以上

 

【特徴】

イタリア中部、海に面していない州。ペルージャ、アッシジなど観光名所が多数ある。白ワインのオルヴィエートが有名である。中世から甘口ワインとして讃えられ教皇庁御用達でもあった。

【歴史】

エトルリアの時代から栄えていた。ロー教皇庁領となったあと、1860年にイタリア王国に統一された。

【文化・経済】

多くの修道院がある。アッシジの聖フランチェスコ教会には有名なフレスコ画がある。ペルージャには外国人大学があり、多くの留学生が学んでいる。

【気候】

亜地中海性気候、亜大陸性気候

【土壌】

ペルージャ:石灰土壌、沖積土壌
テルニ:粘土、砂、凝灰岩、沖積土壌

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>

Grechetto : ギリシャ起源の白ブドウ。フルーティーな白ワインとなる。
Procanico : トレッビアーノの一種。

<黒ブドウ>

Sangiovese : 色は濃く無いルビー色。スミレ、チェリーの香り。酸とタンニンがしっかりしている。
Sagrantino : 土着品種。ポリフェノール含有量が異常に多い品種。長期熟成向き。

 

【地元料理】

分類 料 理
前菜  
パスタ・スープ Spaghetti con il Tartufo Nero(黒トリュフを和えたスパゲッティ)
Minestra di Farro(スペルト小麦のスープ)
魚介料理  
肉料理 Porchetta alla Perugina(ハーブを詰めて丸焼きにした子豚)
その他  
食材  
チーズ Pecorino di Norcia(チーズ、羊乳、非加熱圧搾、ノルチア産)

 

ペルージャ県

【気候】

大陸性気候

【土壌】

石灰土壌、沖積土壌が混じる

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>Grechetto,Trebbiano

<黒ブドウ>Sangiovese,Sagrantino,Merlot

【主要DOCG】

【Montefalco Sagrantino】
サグランティーノはポリフェノール含有量が非常に多いため、色素やタンニンが豊かな濃厚なワインが作られる。

【Torgiano Rosso Riserva】
サンジョヴェーゼ主体で深みのある、複雑かつ優美なワインである。

【主要DOC】

【Montefalco】
白はクレレット、トレッビアーノで赤はサンジョヴェーゼ、サグランティーノ。サンジョヴェーゼに10-15%のサグランティーノ。独自のスパイシーさと力強さを持つワインである。

【Torgiano】
様々な品種が対象

テルニ県

【気候】

地中海性気候

【土壌】

粘土、砂、凝灰岩、沖積土壌

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>Procanico,Grechetto

<黒ブドウ>Sangiovse,Merlot

【主要DOC】

【Orvieto】
昔は貴腐ワインを作り、強行御用達であったが、現在はブレカニコ・グレケットで造られ、優しい味わいを持つワインである。

 

Marche

Marche_DOCG
DOCG名 タイプ ぶどう品種・特徴他
Vernaccia di Serrapetrona 【赤(発)】 ヴェルナッチャ・ネーラ。
辛口と甘口あり
Conero 【赤】 モンテプルチアーノ
Verdicchio dei Castelli di Jesi
Riserva e Classico Riserva
【白】 ヴェルディッキオ85%以上、
クラシコあり
Verdicchio di Matelica Riserva 【白】 ヴェルディッキオ
Offida 【赤】
【白】
赤:モンテプルチアーノ
白:ペコリーノ、パッセリーナ

 

【特徴】

イタリア中部、アドリア海に面する。丘陵地帯でブドウが栽培されている。

【歴史】

アンコーナはギリシャ人の港であった。16世紀に教皇領となり、最終的にイタリア王国となった。

【文化・経済】

観光資源が豊富である。毎年夏にロッシーニ・オペラ・フェスティバルが開催される。
高度に専門化した中小企業が多い。服飾、靴、皮製品、家具など。漁業も重要な産業である。観光業も急速に成長している。

【気候】

亜大陸性気候+地中海性気候

【土壌】

北部:砂、粘土、泥土、石灰土壌、沖積土壌
中部:石灰土壌、砂、粘土
南部:石灰土壌、砂、粘土

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>

Verdicchio : フレッシュなデイリーワインからフルボディの長期熟成ワインまで幅広く使われる。
Pecorino : 酸がしっかりしたワインとなる。
Passerina : トロピカルフルーツを感じさせる華やかな香りとフレッシュな飲み口を持つ白ワインを生む。
Bianchello : フレッシュで早飲みタイプのワインとなる。

<黒ブドウ>

Montepulciano : 濃厚でアルコール度数も高い力強い赤ワインを生む。
Sangiovese : 色は濃く無いルビー色。スミレ、チェリーの香り。酸とタンニンがしっかりしている。
Vernaccia Nera : スパイシーでフレッシュな赤ワインとなる。
Lacrima : 赤い果実やバラのアロマを持つ。

【主要DOCG】

【Vernaccia di Serrapetrona】

【Conero】
【Verdicchio dei Castelli di Jesi Riserva e Classico Riserva】

【Verdicchio di Matelica Riserva】

【Offida】

【Offida】

 

【主要DOC】

【Bianchello del Metauro】

【Colli Pesaresi】

【Verdicchio dei Castelli di Jesi】

【Verdicchio di Matelica】

【Rosso Piceno】

【地元料理】

分類 料 理
前菜 Olive Ascolane(大粒のグリーンオリーブにミンチ肉を詰めてフライにしたもの)
パスタ・スープ Vincisgrassi(生ハム、パンチェッタ、鶏の内臓などのソースを入れた濃厚なラザニア)
魚介料理 Brodetto di Pesce all’ Anconetana(トマトを使ったアンコーナ風の魚介スープ)
Stoccafisso all’ Anconetana(トマトで煮た干し鱈の料理)
肉料理 Coniglio in Porchetta alla Marchigiana(詰め物をした兎のオーブン焼き)
その他  
食材  
チーズ Casciotta d’Urbino(DOPチーズ、羊乳主体+牛乳、非加熱圧搾)
Formaggio di Fossa di Sogliano()

 

北部(ペサロ・エ・ウルビーノ県)

【気候】

亜大陸性気候+地中海性気候

【土壌】

砂、粘土、泥土、石灰土壌、沖積土壌

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>Bianchello,Verdicchio,Trebbiano Toscano

<黒ブドウ>Sangiovese,Montepulciano

【主要DOC】

【Bianchello del Metauro】
シトラス系の風味。フレッシュな白ワイン。

【Colli Pesaresi】
サンジョヴェーゼ中心。ロゼ、白も生産している。

中部(アンコーナ/マチェラータ)

【気候】

地中海性気候。アペニン山脈に近いところは冷涼

【土壌】

石灰土壌が中心

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>Verdicchio

<黒ブドウ>Montepulciano,Sangiovese,Vernaccia Nera,Lacrima

【主要DOCG】

【Vernaccia di Serrapetrona】
ヴェルナッチャネーラ主体のワイン。発泡性の赤ワインで辛口から甘口まで幅広いタイプがある。

【Conero 】
モンテプルチアーノ85%以上に、サンジョヴェーゼがブレンドされる。

【Verdicchio dei Castelli di Jesi Riserva e Classico Riserva】
長期熟成向きなヴェルディッキオで複雑な香りや味わいをもつ。

【Verdicchio di Matelica Riserva】
若いときは閉じているが、長期熟成により真価を発揮する。

【主要DOC】

【Verdicchio dei Castelli di Jesi】
白ワインは1950年代アンフォラ型のボトルで世界的に大成功する。1980年代からは通常のボトル。ヴェルディッキオはさんがしっかりした早飲みタイプ。フレッシュでシンプルなスタイルである。

【Verdicchio di Matelica】
マチリカ渓谷で日夜の寒暖差が大きく、酸が強く、ミネラル分あふれるワインができる。長期熟成が必要となる。

【Rosso Conero】
モンテプルチアーノ85%以上

南部(フェルモ/アスコリ・ピチェーノ県)

【気候】

地中海性気候。アペニン山脈に近いところは冷涼

【土壌】

石灰土壌が中心

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>Pecorino,Passerina

<黒ブドウ>Montepulciano,Sangiovese

【主要DOC】

【Rosso Piceno】
モンテプルチアーノ、サンジョヴェーゼがベース。ロッソコーネロより優しい味わい。

Lazio

Lazio_DOCG
DOCG名 タイプ ぶどう品種・特徴他
Cesanese del Piglio 【赤】 チェザネーゼ。修道院発祥の地
Cannellino di Frascati 【白】 マルヴァージア。濃縮果汁添加
Frascati Superiore 【白(甘)】 マルヴァージア。

 

【特徴】

イタリア半島中部、地中海に面する。州都はローマである。丘陵地帯で多くブドウが栽培されている。

白のDOCワイン「Est!Est!!Est!!! di Montefiascone」が有名。 昔、ワイン好きのドイツの司教がローマの旅に出たときの話です。この司教は従者を先に旅先に行かせて、美味しいワインがあれば「Est」と書くように指示していました。 この村のワインを飲んだ従者があまりの美味しさにEstを3回書いたことからこの名前が付きました。

【歴史】

古代ローマ時代に反映し、現在も政治、ジャーナリズム、芸能、テレビの中心地である。

【文化・経済】

世界の芸術、文化遺産の30%がローマにあるといわれる。遺跡、美術館などが多く観光客が押し寄せる。イタリアの国内総生産第2位である。第3次産業がほとんどである。

【気候】

地中海性気候。アペニン山脈付近は大陸性の涼しい気候

【土壌】

土壌:北部/中南部:石灰土壌、火山性土壌

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>

Malvasia Bianco di Candia : トレッビアーノなどの品種とブレンドされることが多い。
Malvasia del Lazio : 病害に弱く栽培されなくなっていたが、品質は高く、改め評されつつある。
Trebbiano Toscano : フレッシュで早飲みタイプのワインとなる。
Trebbiano Romagnolo : フレッシュでシンプルな白ワインを生む。
Trebbiano Giallo : 熟すると黄色(Giallo)になる。

<黒ブドウ>

Cesanese : ラッツィオ原産。
Sangiovese : 色は濃く無いルビー色。スミレ、チェリーの香り。酸とタンニンがしっかりしている。
Montepulciano : 濃厚でアルコール度数も高い力強い赤ワインを生む。

【主要DOCG】

【Cesanese del Piglio o Piglio】

【Cannellino di Frascati】

【主要DOC】

【Est! Est! Est! di MOntefiascone 】

【Cerveteri】

【Frascati】

【Castelli Romani】

【Aleatico di Gradoli】

【Cesanese di Olevano Romano】

【Cesanese di Affile】

【地元料理】

分類 料 理
前菜 Suppli di Riso(生ハムやモッツアレラを入れた
小さめのお米のコロッケ)
Carciofi alla Giudia(アーティチョフを
オイルで揚げた料理)
パスタ・スープ Spaghetti Cacio e Pepe(ペコリーノロマーノと胡椒で
スパゲッティを和えたシンプルな羊飼いの料理)
Spagjetto alla Carbonara(パンチェッタと卵、
ペコリーノロマーノと胡椒のソースのスパゲッティ)
Bucatini all’Amatriciana(グアンチャーレ(豚の感想ホホ肉)、
トマト、トウガラシ、ペコリーノロマーノのソースで
あえたパスタ料理)
魚介料理  
肉料理 Abbacchio allo Scottadito
(乳のみ仔羊のあばら肉を焼いた料理)
Coda alla Vaccinara
(白ワインとトマトで煮込んだ牛テール)
Pollo alla Romana
(ピーマンとトマトで煮込んだ鶏肉料理)
その他 Torta di Ricotta(リコッタチーズのタルト)
食材  
チーズ Pecorino Romano(DOPチーズ、羊乳、加熱圧搾、
ローマ建国の王ロムルスが造ったいう逸話がある)

 

北部(ヴィテルボ県)

【気候】

地中海性気候

【土壌】

石灰土壌、火山性土壌

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>Grechetto,Procanico

<黒ブドウ>Aleatico,Sangiovese

【主要DOC】

【Est! Est! Est! di MOntefiascone 】
酸味の少ない、果実味のあるシンプルな白ワイン。

【Aleatico di Gradoli】
アロマティックな甘口赤ワイン

中南部(ローマ/フロジノーネ県)

【気候】

地中海性気候

【土壌】

石灰土壌、火山性土壌

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>Malvasia Bianca di Candia,Malvasia Bianca del Lazio,Trebbiano Giallo

<黒ブドウ>Cesanese

【主要DOCG】

【Cesanese del Piglio】
優美で個性的なワイン。2008年にDOCGへ昇格。

【Cannellino di Frascati】
遅摘みまたは陰干しブドウによる甘口フラスカーティー。

【Frascati Superiore】
フラスカーティーより厳しい規定で作られる。

【主要DOC】

【Frascati】
玄武岩、凝灰岩土壌で造られるワイン。白ワインはまろやかな味わい。ローマでは肉料理にも白ワインが普通に飲まれる。

【Cesanese di Affile】
チェザネーゼの赤ワインの呼称。良質な果実味、かすかにスパイシーさを持つ

Abruzzo

Abruzzo_DOCG
DOCG名 タイプ ぶどう品種・特徴他
Montepulciano d’Abruzzo Colline Teramane 【赤】 モンテプルチアーノ主体

 

【特徴】

イタリア半島中部に位置し、アドリア海に面する。気候環境など恵まれているため、いいブドウがそれなりに収穫できる地である。近年品質も向上傾向である。最近は固有品種であるペコリーノやパッセリーナで造られて白ワインにも注目が集まっている。

【歴史】

ゲルマン大移動後はスポレート公国、ノルマンの支配を経て、ナポリ王国の両隣り、1860年イタリア王国に統一された。

【文化・経済】

南部の影響が強い。やや閉鎖的だが、親切な人が多い。農業、畜産、漁業が盛んである。近年、スキーや海水浴などの観光業も伸びてきている。

【気候】

地中海性気候。内陸部は標高も高くなり冷涼である。

【土壌】

 

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>

Trebbiano Abruzzese : 軽く、爽やかなワインとなる。
Pecorino : マルk、アブルッツォで栽培。酸が堅固な力強いワインになる。
Passerina : 柑橘類、トロピカルフルーツを感じる華やかな香りとフレッシュな飲み口を持つ白ワインとなる。
Tribbiano Toscano : フレッシュな早飲みタイプのワインとなる。

<黒ブドウ>

Montepulciano : 濃厚でアルコール度数も高い力強い赤ワインを生む。

【主要DOCG】

【Montepulciano d’Abruzzo Colline Teramane/モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・コッリーネ・テラマーネ】

【Montepulciano d’Abruzzo Colline Teramane】
テラモ丘陵地帯で作られる力強いモンテプルチアーノ。2003年にDOCGへ昇格した。

【Terre Tollesi/Tullum】

【主要DOC】

【Montepulciano d’Abruzzo】
果実味豊かで、タンニンも豊富。早飲みから熟成タイプまで

【地元料理】

分類 料 理
前菜 Mortadella di Campotosto(真ん中に四角柱形のラードが入っているサラミ)
Ventricina(胡椒とオレンジの皮で味付けされた豚肉のサラミ)
パスタ・スープ Maccheroni alla Chitarra(鉄線を張ったギターのような機械でカットする角の立ったパスタを牛、豚、羊のミックスしたミートソースであえた料理)
魚介料理 Brodetto di pesce alla Pescarese(ペスカーラ風魚介のスープ)
肉料理 Porchetta(豚の丸焼き)
Pecora alla Cottora(大きな銅鍋でスパイスとハーブをきかせて長時間煮込む羊肉料理)
その他  
食材 Zafferano(サフラン)
チーズ  

 

Molise

 

【特徴】

イタリア半島中央部。アブルッツォから分離し、作られた州。ワインは主に地元で消費されている。固有品種に黒ブドウのティンティリアがあり、濃い紫いろをしたプラムのアロマを持つしっかりとした赤ワインを生む。

【歴史】

いろいろな国の支配を受けてきて、イタリア王国に統一された。

【文化・経済】

伝統を重んじる保守的な人たちが多い。

【気候】

亜大陸性気候

【土壌】

石灰粘土質が中心

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ>

Tribbiano Toscano : フレッシュで早飲みタイプのワインとなる。
Pecorino : 酸がしっかりしたワインを生む。
Passerina : 柑橘系、トロピカルフルーツのアロマ、フレッシュな飲み口を持つワインとなる。
Bombino Bianco : 生産量を押さえると堅固な白ワインを生む。

<黒ブドウ>

Tintilia : 果実味がしっかりしていて、タンニンもしっかりしてスパイシーな赤ワインを生む。
Montepulciano : 濃厚でアルコール度数も高い力強い赤ワインを生む。
Sangiovese : 色は濃く無いルビー色。スミレ、チェリーの香り。酸とタンニンがしっかりしている。
Aglianico : 色が濃く、タンニンも強い、フルボディのワインとなる。

【主要DOC】

【Tintila del Molise】
ティンティリア、荒々しいところのある個性ある品種。

 

【地元料理】

分類 料 理
前菜  
パスタ・スープ Tacconi(四角いパスタにミートソースをかけた料理)
魚介料理  
肉料理 Mazzrell d’agnello(羊の内臓をスパイスで煮込んだ料理)
その他  
食材  
チーズ  

 

 

 

(以上)


 

※参考文献
【2019/2020 日本ソムリエ協会教本】(日本ソムリエ協会)

 
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