最初はモルドバ??どこ?ワイン作ってるのか?と思ってしまいました。
多くの方も馴染みのなさに???みたい感じに最初はなったのではないでしょうか?
ですが、よくよく考えてみるとヨーロッパ全域でワインは造られていて、私が知っているか知らないだけのことだと思い直しました。
2019年から教本に加えられたモルドバのような小さい国が掲載されるとなると、今後ワインを作っているヨーロッパの各国すべてが教本に掲載されることになり、試験対策もより大変になっていきますね。
範囲は広くないのでポイントを効率的に覚えられるようまとめています。
モルドバの概要
モルドバワインの歴史
- 5000年前からワイン作りが始まる
- 15世紀のモルドバ公ステファン・チェル・マーレの時代が、最もワイン作りが盛んであった
- 1991年に独立
コウノトリ
重要
モルドバワインのロゴには、コウノトリがモチーフになっています。
その由来はシュテファン・チェル・マーレの時代、40数回の戦争にほぼ負け知らずの状態。
ある峡谷との戦いで戦士たちが疲労困憊状態の時に、一羽のコウノトリが加えてきたブドウの房を戦士たちに与えたところ、復活した戦士たちにより見事勝利することができたそうです。
それ以来感謝の意味を込めて、コウノトリとブドウのモチーフが使われるようになりました。
モルドバの料理
【食材と地方料理】
料理の問題はあまり出ないかもしれませんが、余力があれば覚えてください。
私自身調査不足でもあるので、代表的な料理をピックアップできるようにします。
名 称 | 説 明 |
レグメ | 野菜:ナス、ズッキーニ、パプリカなどを ローストした後にサラダ仕立てにする |
ペシュテ | 淡水魚:パテやロースト |
カルネ | 肉:とり、豚、牛などの肉をローストや煮込み |
ラクターテ | 乳製品:サワークリーム、チーズ |
ムラトゥーリ | 野菜を乳酸発酵したもの |
ゼアーマ | 鶏の出汁とボルシをベースにしたスープ |
アルティウンブルツィ | 米や、ひき肉をパプリカ煮詰めて、 トマトソースで煮込んだもの |
サルマーレ | ブドウ、キャベツの葉でコメやひき肉を包んで、 トマトソースで煮込んだもの |
プラチンタ | カッテージチーズ、ジャガイモ、カボチャ、 キャベツを具にしたパイ |
ママリーガ | お粥状のコーンミールを煮固めたもの |
コラック・デ・ サルバトアーレ |
浮き輪の形をした大型菓子パン |
地理・気候条件
地理(地図)
気候他条件
- 大陸性気候
- 夏は暑く、冬は寒い
- 降雨量は少なく、やや乾燥した気候
- 土壌は腐植土含んだ黒土(チェルノゼム)、その他灰白土(ポドゾル)
モルドバのワイン法
分類
【IGP(Indicatie Geografica Protejata)】
地域内のブドウを利用し、決められた生産方法で作り、各地の組合に加盟することが条件となる。以下の4つが登録されている。
①コドゥル
②シュテファン・ヴォダ
③ヴァルル・ルイ・トラヤン
④ディヴィン
【D.O. Denumire de Origine Protejata】
EUの木手に即した基準。2016年時点で「ロマネシュティ」「チュマイ」の2ワイナリーが登録されている。
主要ブドウ品種
【主な土着品種】
白ブドウ | 説明 |
フェテアスカ・アルバ | 「白い乙女」 明るい色調、フレッシュで果実、花の香りがするアロマティックな品種。 スパークリングワインにも使用される。 |
フェテアスカ・レガーラ | 「高貴な乙女」 フレッシュで香り豊かな品種 |
ヴィオリカ | モルドバで1969年に開発された白ブドウ。 セイベル13666とアレアティコの交配品種。 モルドバの寒い気候に適している。 トロピカルフルーツ系の甘い香りのするアロマティックな品種で 酸度が高いフレッシュな仕上がりのワインとなる。 |
黒ブドウ | 説明 |
フェテアスカ・ネグラ | 「黒い乙女」 果実味温でタルトの相性がよく高品質なワインとなる。 |
ララ・ネアグラ | エレガントでいちごのような果実の香りが特徴。 酸味が強く、華やかなワインとなる。 ボルドー系品種とブレンドされることもある。 |
主要ワイン産地
コドゥル
- コドゥルはルーマニア語で「森林地帯」という意味
- 白ブドウが70%を占める(地ブドウ、ソービニヨンブラン、シャルドネ)
- 赤ワインはピノノワール
- スパークリングワイン(瓶内二次発酵)も生産
- クリコヴァ(Cricova)は巨大地下セラーで有名
シュテファン・ヴォダ
- 赤ワインが中心
- プルガリという生産者が土着品種のララ・ネアグラを古くから守り育ててきた
ヴァルル・ルイ・トラヤン
- 赤ワインを中心に生産
- デザートワインが有名
ディビン
- ワインスピリッツ
- 2回蒸留、最低3年間オーク樽で熟成
- モルドバ全域で生産が許可されている
最後に
国それぞれにいろんな特徴や歴史があって面白いなと思いました。
調べている中で、面白そうなサイトをサイトを見つけたので紹介します。
モルドバワイン公式ホームページ➡ここをクリック
モルドバワイン専門店➡ここをクリック
今後、入下情報は反映していきたいと思います。
https://winedokugaku.com/easteuropa/croatia-wine/
https://winedokugaku.com/easteuropa/bulgaria-wine/
【2019/2020 日本ソムリエ協会教本】(日本ソムリエ協会)
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