個人的にヨーグルトのイメージしかなかったブルガリアですが、少なくない量が日本にも輸入されているようです。
ブルガリについては受験時はロクに勉強をしなかったので、この機会にブルガリアのワインの状況をしっかり勉強したいと思います。
学習のポイント
- 概論的一般的な情報の把握
- ワイン法の理解
- 産地名と位置の把握
ブルガリアのワインの歴史
- 世界最古のワイン生産国の一つである
- 1947年、VINPROM(ブルガリ酒類取扱公団)設立
- 1960年後半から1970年カリフォルニア大学のアメリン教授により醸造設備は技術が改善される
地理・気候条件
地理(地図)
気候条件
- 地中海性気候と大陸性気候の間に位置する
- イタリヤフランスと同緯度の地域に比べて冷涼な気候である
ブルガリアのワイン法
2007年よりEUのワイン法に基づく原産地呼称保護ワインPDOと地理的表示保護ワインPGIが採用され、さらに2013年に改正されています。
ReserveはPDOまたはPGIで単一品種のみとし、1年以上の熟成をしたものをいいます。
主要ブドウ品種
No | 白ブドウ | 黒ブドウ |
---|---|---|
1 | ルカツィテリ | メルロ |
2 | ミュスカ・オトネル | カベルネソーヴィニヨン |
3 | レッドミスケット | パミッド |
4 | シャルドネ | メルニック |
5 | ディミャット | ガムザ |
国際品種以外に古代から伝わるブルガリの品種が下表のとおりあります。
No | 白ブドウ | 黒ブドウ |
---|---|---|
1 | ディミャト | パミッド |
2 | レッドミュスケット | ガムザ |
3 | マヴルッド | |
4 | メルニク |
主要ワイン産地
ドナウ平原
白ぶどう:シャルドネ
黒ぶどう:カベルネソーヴィニヨン、メルロ、ガムザ
タイプ :白、赤
特 徴 :最大のワイン産地の一つ
ストゥルマ渓谷
白ぶどう:-
黒ぶどう:カベルネソーヴィニヨン、メルロ、メルニック
タイプ :赤
特 徴 :洞窟を利用したセラーがたくさんあり、観光地にもなっている
バルカン山麓中央部
白ぶどう:ミスケット・チェルヴェン、リースリング、トラミネール、シャルドネ
黒ぶどう:ー
タイプ :白
特 徴 :白ワインの生産が多い
トラキアヴァレー
白ぶどう:シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、ヴィオニエ
黒ぶどう:カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、プティヴェルド
タイプ :白、赤
特 徴 :赤ワインの産地として有名/気候のおかげで病害のリスクが低く、オーガニック栽培が可能となっている
黒海沿岸
白ぶどう:デミャット、シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン
黒ぶどう:カベルネソーヴィニヨン、メルロ、ガムザ
タイプ :白、赤
特 徴 :リゾートしても有名
最後に
ブルガリアはポイントが抑えにくい印象ですが、主要産地とその位置、主要土着品種の特徴をまず、押さえておけばよいかと思います。
今回の記事では、教本からポイントを要約しましたが、後日、過去問や練習問題からポイントを精査し、修正していきます。
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