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エクセレンス 【クロアチア】

エクセレンス
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クロアチアのエクセレント対策として、本記事では、2020年度版の反映、地図は原語表記、各AOPの詳細説明を追加しました。

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ワインの概要

特徴

1991年にユーゴスラビアから独立。今でも国土の一部がボスニアヘルツェゴビナに分断されている。

国土は大きく四つに分かれ、 それぞれ異なるバックグラウンドや文化を持つ。

クロアチアでは古くからワインが作られてきたが、商業用ではなく自家消費用であった。

白ワインを炭酸水で割った「ゲミシュト」、赤ワインを水で割った「ベヴァンダ」も 広くしたまれている。

ワイン生産量のうち白ワインが72%を占める。

歴史

  • 紀元前2500年 : ブドウ栽培始まる
  • 18世紀 : ハプスブルク帝国の支配下によりドイツやオーストリアの品種が主流となる
  • 1990年代: 紛争により、ワイナリー、ブドウ畑が失われる
  • 1995年 : Vinistra(生産者協会)設立
  • 2010年 : ワイナリー協会設立
  • 2013年 : EU に加盟

地理的条件

地図

気候

  • 地中海沿岸は地中海性気候
  • 北部は寒暖差の激しい大陸性気候

主要ブドウ品種

 

クロアチアの主要ブドウ品種
No 白ブドウ 黒ブドウ
1 グラシェヴィナ プラヴァッツ・マリ
2 マルヴァジア メルロ
3 シャルドネ カベルネソーヴィニヨン
4 ラインスキ・リスリング プラヴィナ

 

クロアチアのワイン法

分類

【テーブルワイン】
認定された地域内で生産したぶどうを60%以上使用したワイン。

分 類 規 定
Stolno Vino
(ストルノ・ヴィーノ)
原産地表示なしテーブルワイン
政府委員会の総合評価が60点以上
ブドウは複数産地のものをブレンド
Stlno vino s Kontrolirano Podrijetle
(ストルノ・ヴィーノ・サ・
コントゥロリラノ・ポデゥリエトゥロ)
原産地表示付きテーブルワイン
政府委員会の総合評価が65点以上
ブドウは3つのリージョンのものをブレンド

 

【上級ワイン】

分 類 規 定
Kvalitetno vino s Kontrolirano Podrijetle
(クワリテテゥノ・ヴィーノ・サ・
コントゥロリラノ・ポデゥリエトゥロ)
統制保証原産地産上級ワイン
政府委員会の総合評価が72点以上
ブドウは12のサブリージョンのいずれかのみ使用
Vrhunsko vino s Kontrolirano Podrijetle
(ウルフヌスコ・ヴィーノ・サ・
コントゥロリラノ・ポデゥリエトゥロ)
統制保証原産地産最上級ワイン
政府委員会の総合評価が82点以上
ブドウはVinogorfa66地区のうち、ひとつで生産
補糖、補酸、減酸は不可

 

【遅摘み、貴腐ブドウによるワインの分類】

分 類 規 定
Kasna berba
(カスナ・ベルバ)
シュペトレーゼ
エスクレ度:94以上
Izvorna berba
(イズボルナ・ベルバ)
アウスレーゼ
エスクレ度:105以上
Izvorna berba bobica
(イズボルナ・ベルバ・ボビツァ)
過熟ブドウ、貴腐ブドウ
エスクレ度:127以上
Izvorna berba prosus
(イズボルナ・ベルバ・プロスス)
乾燥ブドウ
エスクレ度:154以上
Ledeno vino
(レデノ・ヴィノ)
-7℃以下で収穫
エスクレ度:127以上

主要ワイン産地

大陸東部

Hrvatsko Podunavlje(フルヴァツコ・ポドゥナウリイェ)

【特徴】

国内最東部。ドナウ川沿いに広がる。夏、冬の温暖差大きい。

【歴史】

ローマ人によりワイン造りが持ち込まれる。オスマントルコ時代に一時中断するが、中世以降復活する。

【気候】

冬は寒さが厳しく、夏は猛暑

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : グラシュヴィナ、トラミナッツ

<黒ブドウ> : 

Slavonia(スラヴォニア)

【特徴】

国内最大の生産地。

【歴史】

ワイン造りは古代ローマ時代から。

19世後半のフィロキセラ被害で壊滅。第二次大戦後、ピノ系の品種が植えられる。南向きの高知では、高品質ワインが作られる。最も高いところの畑から作られるハイスワインは国際的に高評価を受けている。

【気候】

秋は春より温かく、ぶどうの糖度が上がりやすい。

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : グラシェヴィナ、シャルドネ、ピノ・ツルニ

<黒ブドウ> : 

大陸西部

Zagorje-Medimurje(ザゴリエ・メジュムリエ)

【特徴】

緩やかな起伏の丘にぶどう畑が連なる。メジュムリスケは最高の畑で、「Pusipel」(モスラヴィッツ/フルミント/シポン)という名前で売られている。

プシペルが有名(品種はモスラヴァッツ)

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : ブラシュヴィナ、リースリング、シャルドネ、シルヴァネール、ピノ系。

<黒ブドウ> : 

Prigorje-Bilogora(プリゴリエ・ピロゴラ)

【特徴】

首都ザグレブがあるエリア。

サヴァ側沿いにぶどう畑が広がる。ザグレブ農業経済大学もこの生産地を代表する生産者である。

【歴史】

Zelina地区は30年前から小規模生産者増える。

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : クラリェヴィーナ、トラミネール、シルヴァネール

<黒ブドウ> : 

Plešivica(プレシヴィツァ)

【特徴】

スロヴェニア国境ジュンベルチュカ山脈の南斜面にぶどう畑が広がる。

クロアチア版ボジョレーヌーボーである「ポルトギザッツ」(ポルトギーザー)の新酒がある。

伝統的な方法でアロマティック品種の甘口ワイン「Bermet」が造られる。またスパークリングワインの産地としても知られる。

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : シャルドネ、グラシェヴィナ、ラインスキ・リズリング、ピノビエリ(ピノ・ブラン)、シルヴァナッツ・ゼレニなど。Sipelu,Plavec Zutiなどの土着品種も栽培されている。

<黒ブドウ> : 

Pokupije(ポクプリエ)

【特徴】

サヴァ川が合流するクパ川沿いにぶどう畑が広がる。

【歴史】

ユーゴスラビア時代ワイナリーがなかったため、新しい生産者が多い。

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : グラシェヴィナ、ピノ・ブラン、ピノ・グリージョ、シルヴァーナッツ・ゼレニ、ソーヴィニヨンなど。土着品種はRanina BijelaとOvnek Zutiが栽培されている。

<黒ブドウ> : 

Moslavina(モスラヴィーナ)

【特徴】

モスラウチュカ・ゴラの山とサヴァ側沿いの渓谷を中心とする地域である。

モスラヴィア山の南斜面にぶどう畑が広がる。小規模生産者が多く、地元で多くは消費されてしまう。

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : シュクルレット、グラシェヴィナ

<黒ブドウ> : 

沿岸部

Sjeverna Dalmacija(シエヴェルナ・ダルマチア)

【特徴】

ブドウ畑は海岸から離れている。酷暑と強風の多い地域である。土着品種バビッチの栽培が盛んである。白系土着品種はマラスティナとデビットが代表的な品種である。「ベンコヴァッツ」のロゼはプリステグのグルナッシュから作られる。

【気候】

大陸性気候。日夜の寒暖差は大きい。

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : マラスティナ、デビット

<黒ブドウ> : バビッチ、

Dalmatinska Zagora(ダルマティンスカ・ザゴラ)

【特徴】

他のダルマチアとスタイルが異なる。主な生産地はSinj-Vrlika,Imotske,Vrgorac。隔離された地形のため土着品種がよく保存されている。

イモーテュスキの白Kujundzusa、ヴルゴラツのZlatarica,Mednaが有名である。

黒系土着品種はTrnjak,Okatacだが、最近増えているのは、Vranac。トゥルニャックはラズベリー、ブラックベリー家のフレーバーを持ち、タンニン、アルコールも低く、フレッシュでカジュアルに楽しめるワインである。

【気候】

大陸性気候。日夜の寒暖差は大きい。

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : クュンジュシャ、ズラタリツァ

<黒ブドウ> : トルニャック、オカタツ

Centralna I Juzna Dalmacija(セントラルナ・イ・ユジュナ・ダルマチア)

【特徴】

クロアチアワインのルーツともいえる場所。

【気候】

地中海性気候

【土壌】

石灰岩中心

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : 

ラヴァッツ・マリ(産地によりタイプが異なる)。マラスティナはどんな地域でも適合し、沿岸部で栽培されている。その他ポシップ、グルク、マルヴァジアは白のトップレベルのワインとなる。

ポシップ(Bratkovina & Zlatarica)その他白の土着品種は、ヴィス島のVugava、ショルタ島のDobricic。フヴァル島の白Bogdanusa,Prc,赤のDrnekusaなどがある。

<黒ブドウ> : 

Hrvatsko Primorje(フルヴァツコ・プリモリエ)

【特徴】

イストラ半島東部から沿岸部中央まで。土着品種ズラフティナは「金のズラフティナ」として広く知られる。海底30mで熟成させたズラフティナのスパークリングワインも生産している。

クレス島には黒系土着品種Marastina。バグ島では白系土着品種Gegic.スシャック島では、黒系土着品種Trojscina。

【歴史】

古代ローマ時代からワイン作りは盛ん。

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : マラシュティナ、ゲギッチ

<黒ブドウ> : トロイシュチナ

Hrvatska Istra(フルヴァツカ・イストラ)

【特徴】

栽培面積3000haになるクロアチア最大の生産地の一つ。近年の品質向上はめざましく「イストラ品質」と呼ばれている。7つの観光用ワインロードがある。
海岸沿いのワインは全般的にフルーティーでより熟成したワインとなり、中央部はミネラルとフラワリーな香りが特徴である。

【歴史】

ワイン造りは1000年以上の歴史を持つ。カラヴォニア湾は、素晴らしいワインの湾という意味。

【気候】

西武海岸沿いは地中海性気候。中央部は大陸性気候。

【土壌】

土壌は、海岸部は赤土がメイン、大陸部は白い土と呼ばれる泥灰岩が中心となる。

【主要ブドウ品種】

<白ブドウ> : マルヴァジア、、シャルドネ

<黒ブドウ> : ラテン(高い酸度を持つ、深みのある紫、シダの葉や黒スグリの香り、豊かなタンニン)、メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、Muskat(Momjanで古くから栽培)

 

 

(以上)


 

※参考文献
【2019/2020 日本ソムリエ協会教本】(日本ソムリエ協会)

 
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