ジョージアのワインといえば、ここ最近話題を集めている「オレンジワイン」でしょう!
最古の歴史を持ち、特徴あるワイン文化があります。甕(クヴェブリ)で作られた独特の風味を持ったワインが造られます。このクヴェブリについても詳しく調べてみたいと思います。
個人的には東欧の中でも、話題性などから一番注目しています。またワイン試飲会でも大きなブースで国を挙げてマーケットの拡大に努めているようなので、この勉強で得た知識をベースにジョージアワインの見識を広げていきたいと思います。
学習のポイント
- 主要ワイン生産地の位置の把握
- 品質分類の整理
- クヴェヴリについて
ジョージアのワインの歴史
- ワイン作りは8000年の歴史を持つ
- 10~13世紀がワイン作りの黄金時代
- 1991年に独立
- 2006年、ロシアのワイン禁輸措置により大打撃を受ける
- 2013年禁輸解禁
地理・気候条件
地理(地図)
気候条件
- 東部は大陸性気候
- 西部の黒海側は亜熱帯性気候
ジョージアのワイン法
- ワイン法:PDO(Protected Designation of Origin)
- 10の栽培地域に19のPDOが登録されている
主要ブドウ品種
No | 白ブドウ | 黒ブドウ |
---|---|---|
1 | ルカツィテリ | サペラヴィ |
2 | ツォリコリ | オツハヌリ・サペレ |
3 | ツィツカ | ゼルシャヴィ |
4 | ムネヴァネ・カフリ | アラダストゥリ |
5 | ヒフヴィ | タヴクヴェリ |
主要ワイン産地
カヘティ地区
- ジョージアで最も重要なワイン産地
- 生産量の大半は、このカヘティである
- 白ブドウ:ルカツィテリ、ムツヴァネ・カフリ
- 黒ブドウ:サペラヴィ、タヴクヴェリ
- アラザニ川の両岸に主要産地が並ぶ
イメレティ地区
- ジョージア西部の代表的な産地
- この地ではクヴェブリはチェリと呼ばれる
カルトリ地区
- カヘティとイメレティの間に位置する
- スパークリングワインやブランデーも生産されている
ラチャとレチュフミ地区
- ジョージア北部に位置する
- 冷涼なエリア
黒海沿岸
- 湿度が高めの亜熱帯性気候
- ジョージアの伝統的土着品種が栽培される
クヴェブリ製法について
クヴェブリとは?
(写真引用元:wikiペディアより)
KvevriまたはQvevriと表記されます。
写真のように大型のツボ/甕で内面に蜜蝋がコーティングされます。コーティングは防水効果と土の香りをワインに移さないようにするためです。
このクヴェブリを地中に埋め、その中で発酵させてます。地中に埋めることで発酵熟成中の温度を一定にすることが可能です。
クヴェブリを使ったワインの作り方
果実、果皮、梗などすべてをクヴェブリに入れ、クヴェブリのもつ特徴である温度を一定にされた状態でゆっくり発酵させます。
その間タンニンなど成分が十分に抽出され、独特の色、風味を持ったワインが仕上がります。
白ブドウから作ったワインは、オレンジ色、琥珀色をしており、オレンジ(アンバー)ワインとして、現在大変注目されています。
最後に
試飲会などでオレンジワインを実際に飲んだことがありますが、独特の風味で非常においしかったです。値段は少し高いかなという印象。
ジョージアにはいろんな土着ブドウ品種があるようなので、この記事の投稿を機に代表的な品種のワインを試してみようと思います。
専門店の通販もあるようなので、勉強兼がね調べて買ってみます。またテイスティングのレポートを掲載したいと思います。
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