イタリア南部エリアは、世界的に凄く有名な産地はありません。
地ブドウを使った特徴的なワインが多く、暖かいエリアのワインでしっかりしたものが多く、またコストパフォーマンスにも優れていて、個人的にも好きなワインがたくさんあります。
DOCGは北部、中部に比べて数が少ないのでサクっと覚えてしまいましょう。
学習のポイント
- DOCGの暗記
- 各州の位置と特徴の把握
イタリア南部各州のワイン
カンパーニャ州
DOCG名 | タイプ | ぶどう品種・特徴他 |
---|---|---|
グレコ・ディ・トゥーフォ | 【白・発(白)】 | グレーコ(85%以上)、 瓶内二次発酵のスプマンテあり |
フィアーノ・ディ・ アヴェッリーノ |
【白・発(白)】 | フィアーノ(85%以上)、標高500m冷涼 |
アリアニコ・デル・ タブルノ |
【赤・ロゼ】 | アリアニコ。古代ローマ以前より生産。 |
タウラージ | 【赤】 | アリアニコ。 南イタリアの代表的なワイン |
プーリア州
DOCG名 | タイプ | ぶどう品種・特徴他 |
---|---|---|
プリミティーヴォ・ディ・マンドゥーリア・ ドルチェ・ナツゥラーレ |
赤(甘) | プリミティーボ85%以上 人工的濃縮は認められていない。 |
カステル・デル・モンテ・ボンビーノ・ ネーロ |
ロゼ | ボンビーノ・ネーロ。濃いめのロゼ |
カステル・デル・モンテ・ネーロ・ディ・ トロイア・リゼルヴァ |
【赤】 | ネーロ・ディ・トロイア |
カステル・デル・モンテ・ロッソ・ リゼルヴァ |
【赤】 | ネーロ・ディ・トロイア |
- ワイン生産量は、イタリア国内20州の中でも、常にトップ4に入る生産量
バジリカータ州
DOCG名 | タイプ | ぶどう品種・特徴他 |
---|---|---|
アリアニコ・デル・ヴルトゥーレ・ スーペリオーレ |
【赤】 | アリアニコ、古代ギリシャより古い歴史あり |
- アリアニコは晩熟品種で、また冷涼な産地であるため収穫が11月になることもある。
カラーブリア州
- DOCGなし
- 地ブドウ(白:グレーコビアンコ、マルヴァジアビアンカetc/赤:ガリオッポ、グレーコネーロetc)
シチリア州
DOCG名 | タイプ | ぶどう品種・特徴他 |
---|---|---|
チェラスオーロ・ディ・ ヴィットーリア |
【赤】 | ネロダーヴォラ、フラッパート。 アブルッツォ州のチェラスオーロはロゼだが、 この地方では赤ワインを意味する。クラシコあり |
- アルコール度数の高い甘口白ワインが有名
- マルサラの産地としても有名
サルディーニャ州
DOCG名 | タイプ | ぶどう品種・特徴他 |
---|---|---|
ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ | 【白】 | ヴェルメンティーノ。 スペリオーレあり。 魚介類に適す。 |
最後に
イタリアのシリーズが終わりました。まだ覚えきれていない方も多いと思いますが、引き続き頑張りましょう。
日本はイタリアンレストランが多いですが、この勉強を通じて、ワインリストを見て、好みのワインを選べたり、どんなワインか大方分かるようになります。
※参考文献
【2019/2020 日本ソムリエ協会教本】(日本ソムリエ協会)
【2019/2020 日本ソムリエ協会教本】(日本ソムリエ協会)
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